外装・外観デザインで集客アップ!店舗外装の事例・ポイント・業者選びについて解説

今の時代、SNSで映えるお店は自然と集客が増えています。ガラス張りのモダンな外装や、木材を使ったナチュラルなデザイン、和風・南国風など地域性を活かした外観など、店舗デザインは常に進化を続けてきました。
しかし、「お店の雰囲気は悪くないのに、新規のお客様がなかなか増えない」と感じることはありませんか? その原因は、内装ではなく外観デザインにあるかもしれません。本記事では、店舗外装の重要性から最新のトレンド、施工時の注意点までをわかりやすく解説します。売上アップや集客力向上を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
店舗デザイン外装・外観が重要な理由

店舗の外装や外観は、お客様が最初に目にする「第一印象」を決める大切な要素です。どれだけ内装がおしゃれでも、外観で興味を持ってもらえなければ来店につながりにくくなります。逆に、魅力的な外装は通行人の足を止め、新規顧客の獲得にも直結します。そんな店舗デザインにおいて外装・外観がなぜ重要なのか、その理由を具体的に解説していきます。
第一印象で来店意欲が変わる
店舗の外観は、通りを歩くお客様にとって最初に目に入る情報であり、その瞬間の印象が来店意欲を左右します。特に路面に面した店舗では、明るく清潔感のある外装であれば「入りやすそう」と感じてもらえますが、古びた印象や暗い雰囲気だと敬遠されてしまうことも少なくありません。外装はお店の「顔」ともいえる存在であり、第一印象がそのまま売上や集客に直結するため、デザインやメンテナンスに力を入れることが欠かせないのです。
ブランドイメージやコンセプトを表現できる
店舗の外観デザインは、そのお店の「顔」としてブランドの世界観やコンセプトを伝える大切な役割を果たします。たとえば、高級感を演出したい場合は落ち着いた色合いや重厚感のある素材を選ぶと効果的ですが、一方で、カジュアルで親しみやすい雰囲気を出したい場合は、明るい配色やポップな装飾が来店意欲を高めてくれます。このように、コンセプトを体現した外装はリピーターの獲得につながるだけでなく、SNSでの話題化にも大きく貢献します。集客の観点から見ても、外装デザインへの投資は欠かせない要素といえるでしょう。
競合店舗との差別化のポイントとなる
競合店が多いエリアでは、「他店とどう違うのか」を外観で伝えることが重要です。独自性のあるデザインや地域性を取り入れた外装は、通行人の目を引き、「ちょっと入ってみよう」という行動につながります。他店舗との差別化を図るうえで、外観デザインは大きな武器となるため積極的に実装したいものです。
このように、店舗デザインの外装・外観は 第一印象を左右すること、ブランドコンセプトを表現できること、そして競合との差別化につながること から、売上や集客に直結する重要な要素といえます。
外装・外観デザインの最新トレンド・人気スタイル

外装や外観デザインは、時代の流れやライフスタイルの変化に合わせて常に進化しています。シンプルでモダンなデザインから、地域性や自然素材を活かした温かみのあるスタイルまで、数多くの選択肢があります。
ここでは、実際に店舗の外装・外観を考える際に参考になる、最新のトレンドや人気のスタイルを紹介します。これからデザインを検討する方は、自店のコンセプトやターゲット層に合ったスタイルを見つけるヒントにしてください。
ナチュラル素材(木材・石材など)を使ったデザイン
木材や石材といった自然素材を取り入れた外装は、近年特に人気のあるスタイルです。温かみを感じさせる木材や、重厚感を演出できる石材は、店舗に「居心地の良さ」や「安心感」を与える効果があり、カフェや飲食店、ライフスタイルショップなどで多くの店舗で採用されています。また、自然素材を活用するデザインは環境配慮を意識するお客様にも好印象を与えやすく、ブランドイメージの向上にもつながります。見た目のデザイン性とともに、サステナブルな姿勢を示せる点も大きな魅力です。
ガラスやライトを活かしたモダン外観
大きなガラス張りの外装は、開放感とスタイリッシュさを兼ね備えたデザインで、近年多くの店舗に採用されています。店内の様子が外から見えることで「入りやすさ」や「透明感」を演出でき、特に美容室やサロンなど、雰囲気や清潔感が重視される業態で人気です。LEDライトや間接照明を効果的に組み合わせることで、昼と夜で異なる印象を与えられるのも魅力であり、夜間にはライトアップ効果によって存在感が増し、通行人の目を引くことで集客力の向上にもつながります。
和風・南国風など地域性を生かしたデザイン
地域の文化や雰囲気を取り入れた外装デザインも、近年注目されているスタイルのひとつです。たとえば、和風であれば格子や瓦屋根を活かしたデザインが日本料理店や旅館に適しており、落ち着きと伝統を感じさせます。一方、南国風では明るい色合いや植栽を取り入れることで、開放感あふれるリゾートらしい雰囲気を演出でき、カフェやホテルに人気です。このように地域性を反映した外観は、観光客の目を引きやすいだけでなく、街並みとの調和にもつながります。地域に根ざした店舗としての存在感を高めたい場合に効果的なデザインといえるでしょう。
InstagramやSNSで映えるデザイン事例
近年は「SNS映え」を意識した外装も人気のトレンドとなっています。フォトスポットになるような壁面アートやカラフルなペイント、独自のネオンサインなどを設置することで、来店客が自然と写真を撮りたくなる仕掛けをつくれます。SNSで拡散されれば広告費をかけずに集客できるため、特に若年層をターゲットとした店舗で積極的に取り入れられています。
このように、外装・外観デザインには ナチュラル素材を使ったスタイル、ガラスや照明を活かしたモダン外観、地域性を反映したデザイン、SNS映えを狙った仕掛け など、多くのトレンドや人気スタイルがあります。重要なのは、自店舗が集客したいターゲット層に合わせて最適なデザインを選び、施工することです。それが結果として売上アップやブランド価値の向上に繋がること間違いなしです。
施工事例とデザインの参考ポイント
ここからは、実際の施工事例をもとに店舗のジャンルごとに効果的な外装デザインや参考にできるポイントを紹介していきます。カフェや飲食店、美容室、アパレルショップなど、業態によって適したデザインや演出方法は大きく異なります。具体的な事例を見ることで、自店のコンセプトやターゲットに合ったデザインのヒントが得られるはずです。
・飲食店の外観デザイン事例
飲食店の外装で特に重要なのは「視認性」と「雰囲気」です。外から見た瞬間にどんなジャンルのお店かが伝わり、同時に入りやすさを感じてもらえることが求められます。そのため、看板は店舗のコンセプトを表現するうえで欠かせない要素です。例えば、木製看板に手書き風の文字をあしらえば温かみのあるカフェらしさを演出でき、ネオン看板を採用すれば居酒屋やバーのような活気ある雰囲気を強調できます。また、照明の使い方によっても印象は大きく変わります。暖色系の照明で落ち着いた空間を演出したり、白色系やスポットライトで明るく目立たせたり、間接照明で雰囲気を高めたりと工夫の幅が広がります。このように、飲食店の外観における看板と照明は「広告塔」としての役割を果たすと同時に、来店客に安心感を与える重要なデザイン要素となります。
・美容室・サロンの外観デザイン事例
美容室やサロンの外観で重視されるのは「入りやすさ」と「信頼感」です。特に初めて来店するお客様にとって、外観の印象は「ここなら安心して任せられそう」と感じられるかどうかを大きく左右します。信頼感を演出する代表的な方法が、大きなガラスを使ったデザインです。店内の様子が外から見えることで透明感と開放感を与え、閉鎖的な印象を避けることができます。また、白を基調とした外壁や看板を取り入れると清潔感を強調でき、女性やファミリー層からの好印象にもつながります。このように、透明感と清潔感を意識した外観デザインは、安心感を与えるだけでなくリピーター獲得や新規顧客の来店動機を強める効果も期待できます。
小売店・物販店舗の外観デザイン事例
小売店や物販店舗の外観で最も重要なのは「一目でわかる視認性」です。遠くからでも目立つ大きな看板や、業種や商品ジャンルを直感的に伝えるデザインは、通行人に立ち寄ってもらうきっかけを生み出します。さらに、季節感やイベントに合わせた外装演出も効果的です。比較的立ち寄りやすい小売店や物販店舗に期間限定の装飾を加えることで、「今だけ感」を演出でき、つい入店したくなる雰囲気づくりにつながります。特にアパレルや雑貨店では、ショーウィンドウを活用したディスプレイが集客効果を高める有効な手法です。このように、視認性に加えて季節感やイベント性を組み合わせることで、集客力と話題性を同時に高められる のが小売店・物販店舗の外観デザインのポイントといえます。
・クリニックの外観デザイン
クリニックの外観で最も大切なのは、患者に「ここなら安心して通える」と思ってもらえることです。そのためには、清潔感を基調としたデザインが効果的です。例えば、植栽やガーデンを取り入れることで温かみを感じさせたり、大きなガラス窓を設けて明るさを演出することで、入りやすさと開放感を両立できます。また、白を基調とした外壁や塗装は清潔感を強調でき、夜間でも視認性の高い照明付きの看板は信頼感の演出に役立ちます。このように、安心感を清潔感や信頼性から表現する外観デザインは、地域で選ばれるクリニックづくりにつながります。
・保育園の外観デザイン
保育園の外観は、保護者にとって「安心して子どもを預けられるか」を判断する大きな基準となります。そのため、安全性と清潔感に加えて、のびのびと遊べそうな開放感を感じさせるデザインが重要です。伝わりやすいためにも外から園内の様子が見えるようにすることで、安心感と開放感を同時に与えることができます。また、壁面や外壁にキャラクターや動物のイラストを取り入れると、子どもに親しみやすく、地域住民からも「楽しい保育園」として認識されやすくなります。このように、安心感と親しみやすさを表現した外観デザインは、保護者から信頼され、子どもたちに愛される園づくりにつながります。
店舗外装デザインにかかる価格・相場感

店舗の外装デザインを検討する際、多くの経営者にとって最も気になるのが「費用はいくらかかるのか」という点です。外装は店舗の印象や集客に直結するため、デザイン性とコストのバランスをどう取るかが重要になります。ここからは、外壁塗装やリフォームの目安、素材ごとの価格例、小規模改修と全面リニューアルでの費用の違い、さらにコストを抑えるための工夫について紹介していきます。予算を検討するうえでの参考にしてください。
外壁塗装・リフォームの目安
外壁塗装の費用は、塗装面積や使用する塗料のグレードによって大きく変わります。目安としては、30坪の建物でおよそ60〜100万円程度、40坪で80〜130万円、50坪で100〜160万円ほどが一般的な相場です。一方、外壁リフォームは塗装よりも費用が高くなる傾向があります。100〜200㎡の施工であれば130〜220万円程度かかる事例も見られます。さらに、外壁を完全に張り替えるリフォームの場合は170〜280万円ほどが目安で、既存外壁の撤去や下地処理といった工程がコストを押し上げる要因となります。
定番素材別の費用例
店舗外装の費用は、選ぶ素材によって大きく変動します。デザイン性や耐久性、メンテナンス性に加えて、素材自体の単価や施工のしやすさがコストに直結するためです。外装デザインでよく使われる代表的な素材と、その費用感を紹介します。
素材・工法 | 費用目安 | 特徴・留意点 |
タイル(張替え・交換) | タイル1枚/3,000~12,500円程度 | デザイン性・耐久性は高いが初期コストが高く、下地処理にも注意が必要 |
木質系サイディング | 3000円/m²~8000円/m² | 自然素材感を出せるが、メンテナンス性も考慮すべき |
金属系サイディング | 外壁1㎡あたり9,000~14,000円 | 軽量で施工性がよく、耐久性やデザイン性も幅がある |
タイル塗装 | 1㎡/あたり2100~2300円 | タイルの本来持つメンテナンス性を下げてしまう場合もある |
ガラス・ファサード | 別途見積もりが必要なケースがほとんど | ガラス面が大きいとガラス仕様でコストが膨らみやすい |
費用を抑えるポイント
以下の工夫で外装デザイン費用を効率的に抑えることができます。
・段階的改修を検討する
まずは看板・照明・部分塗装から着手し、改修のインパクトを見ながら次のステップに進む。
・素材選定でバランスを取る
意匠性の高い素材(天然木、デザインタイルなど)はアクセント部分に使用し、その他の面には比較的安価な素材を組み合わせる。
・既存構造を活かす
既存の壁・構造体を活かすことで解体・撤去費を抑える。特に居抜き工事や部分補修を活用する。
・足場・共通費の分割活用
足場を設置するなら、外壁と屋根や別箇所の工事を同時施工して足場代を割り算する。
・時期を選ぶ/閑散期を狙う
施工業者が比較的余裕のある時期を選ぶことで交渉余地が生まれやすい。
・相見積もりを取る
複数社に見積もりを依頼し、内容(材料グレード・下地処理・保証など)を詳細に比較する。
・規模・範囲を絞る
使用頻度の高いファサード部分や正面面積に重点を置き、裏面・見えにくい部分は簡素化する。
業者選びのポイント

外装デザインやリフォームを成功させるには、デザインの良し悪しだけでなく「どの業者に依頼するか」が大きなカギとなります。同じ施工内容でも、業者によって提案力・技術力・アフターサポートの質には差があり、結果として仕上がりや費用対効果に大きな違いが出るはずです。信頼できる外装業者を見極めるためにチェックすべきポイントをわかりやすく解説していきます。
実績・事例を確認する
店舗の外装デザインはまさに「お店の顔」となる部分です。そのため、依頼する施工業者の実績を確認することは欠かせません。過去の施工写真や事例をチェックすれば、その業者がどのようなデザインを得意としているのか、仕上がりのクオリティはどの程度なのかを判断できます。特に、自分の店舗イメージに近い施工事例があるかどうかは重要なポイントです。公式サイトやカタログ、資料などで複数の事例を比較し、自店にマッチした提案ができる業者かどうかを見極めましょう。
得意な業種を見極める
外装業者には、それぞれ得意とするジャンルがあります。飲食店の外観デザインを数多く手掛けている会社もあれば、美容室やクリニックの施工を強みとしている会社もあります。自分の業種に近い事例を豊富に持つ業者であれば、ターゲット顧客の目線に立ったデザイン提案ができる可能性が高くなります。業者選びの際には、施工実績だけでなく「どの業種に強いか」という点もあわせて確認しましょう。
施工後のアフターフォロー・メンテナンス体制
店舗外装は完成して終わりではなく、時間の経過や天候の影響によって劣化が進むため、施工後の対応も重要なチェックポイントです。施工業者を選ぶ際には、保証期間の有無や定期点検の実施、修繕対応のスピードなど、アフターフォロー体制を必ず確認しておきましょう。外装は長く使い続けるものだからこそ、長期的に安心して任せられる業者かどうかが業者選びの大きなカギとなります。
複数社の見積もり比較の重要性
外装工事の見積もりは、同じ条件で依頼しても業者によって金額や内容が大きく異なることがあります。そのため、必ず複数社から相見積もりを取り、比較検討することが欠かせません。比較する際は価格の安さだけでなく、「施工範囲」「使用する素材」「保証内容」といった要素まで確認することが重要です。安さだけを基準に選んでしまうと、施工品質や耐久性に問題が生じるケースもあるため、総合的に判断する姿勢が求められます。
依頼から施工までの流れ
1.ヒアリング
まずはお客様とコミュニケーションを取り、イメージをお伺いします。
2.デザインご提案
現地調査を行い設置場所や環境に適したデザイン・仕様までご提案します。
3.お見積もり
ご要望やデザイン案をもとに、詳細なお見積もりを提示します。
4.ご契約
ご契約書類を交わします。
5.製作
自社工場にてデザイナー監修の下細部までこだわり製作します。
6.納品
設置、取り付け施工、メンテナンスまでを一貫して行います。
外装・外観デザインについてはフィール・ドクラブへ
店舗の外装デザインは第一印象を決定づけ、売上や集客に直結する非常に重要な要素です。飲食店・美容室・小売店・クリニック・保育園など、業種ごとに「安心感」「視認性」「清潔感」「親しみやすさ」といったポイントを押さえた外装を整えることで、来店意欲を高めることができます。さらに、外装改修の費用相場や素材ごとの価格帯を事前に理解しておけば、予算計画を立てやすく、満足度の高いデザインを実現できます。自店のターゲット層に合った外観づくりは、新規顧客の獲得やリピーター増加にも直結する投資といえるでしょう。
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