店舗デザイン内装の基本と業種別ポイント!開業・改装で失敗しない空間設計とは?

「店舗の売り上げがなかなか伸びない」
「おしゃれな内装にしたいけど何をすればいい?」
そんな悩みを抱えていませんか?その悩みを解決することができるのが店舗デザインです。
店舗デザインは売上や集客力に大きく影響する重要な要素です。
見た目を整えるだけでなく、導線設計や照明、レイアウトまでを工夫することで、顧客満足度やリピーターの増加にもつながります。
本記事では、店舗デザインの基本的な考え方から業種別のポイント・開業・改装でのポイントを紹介していきます!
店舗デザインとは?

一般的に店舗デザインとは、内装・外装・照明・什器などのデザインや配置やレイアウトを図面に落とし込んで行うことを指します。
単におしゃれにするだけではなく、ターゲットとなる顧客の心理や導線、商品との調和、ブランディングなどを含めた空間づくりが店舗の成長に直結していく。
また、店舗デザインには「売上や集客力を高める」効果があるとされ、顧客満足度の上昇にも繋がります。
つまり店舗デザインとはお店の印象や売り上げを左右する経営戦略の一部と言っても過言ではありません!
業種別!店舗デザインのポイントを紹介!
店舗の業種によって最適な空間設計は大きく異なります。
ここでは代表的な業種ごとに、内装デザインで重視すべきポイントを解説します。
飲食店(カフェ・レストラン)

飲食店ではデザインだけでなく利便性も重要です。
主に回転率と滞在時間のバランスを重視する為、カフェなら居心地重視、ファミリーレストランなら回転率重視など営業スタイルに合ったデザインとなります。
また厨房とホールは導線設計を重要視し、スタッフの無駄な動きを減らしオペレーション効率を向上させます。
そして匂いや音のコントロールも顧客満足度と大きく関わってるため空調や吸音材が必要です。
時間の長さに関係なくお客様が満足のいく、また利用したいと思える雰囲気の店舗デザインにしましょう。
美容室・理容室
美容室や理容室の店舗デザインにおいては、まずお客様が安心して施術を受けられるよう、プライバシーを重視した空間づくりが大切です。
半個室やパーテーションを設けることで周囲の視線を気にせずリラックスでき、お客様の満足度の向上につながります。
また、水回りや配線の配置も重要なポイントであり、シャンプー台やカットスペースとの動線を考え、効率的にレイアウトすることでトラブルを防ぎ、快適な施術環境を実現できます。
良い環境づくりでスタッフの作業効率が上がることで、サービス全体の質も自然と高まること間違いなしです。
さらに照明の工夫も欠かせません。髪色や肌がより自然で美しく見える光を選ぶことで、お客様が鏡に映る自分の姿に満足しやすくなります。
温かみを感じられる照明と、施術に必要な明るさをバランスよく取り入れることがポイントです!
このように、美容室や理容室のデザインでは、プライバシー性・機能性・演出性の3つを意識することが大切です。
お客様が「ここなら安心して通える」と感じられる空間づくりを心がけていきましょう!
物販店(アパレル・雑貨・書店など)
物販店の店舗デザインにおいては、商品導線や視線誘導を意識した工夫が購買意欲の向上に直結します。
商品導線では、お客様が入店してから自然と目が行くように商品を配置することが重要です。
視線誘導では、目に入りやすい場所に目印となる什器やディスプレイを設置し、注目させたい商品へ視線を導くことで売り上げにつながります。
さらに、ディスプレイは「お客様目線」で見やすさや取りやすさを意識することが求められます。
一方で、店舗側の視点からは万引き防止や接客のしやすさを考慮したレイアウトにすることも欠かせません。
こうしたバランスを取ることで、安心感と機能性を兼ね備えた売り場を実現できます。
物販店は扱う商品が多いため、什器の配置や動線設計に工夫が必要です。お客様にとって買いやすく、従業員にとっても働きやすい利便性を兼ね備えた店舗デザインを心がけることが、結果的に売上向上やリピーターの獲得につながるはずです!
医療・クリニック
医療施設の店舗デザインでは、まずお客様が安心して過ごせるよう、清潔感と落ち着きのある空間づくりが基本となります。
白や明るい色を基調とした内装や、整理整頓された環境はリラックス効果を高め、信頼感にもつながります。
また、医療施設はプライバシーに関わる場面が多いため、診察室や処置室などは個別に分けられる設計が重要。
周囲を気にせず相談できる環境を整えることで、患者様の不安を和らげる効果も期待できます。
さらに、身体の健康に直接関わる施設であることから、バリアフリーへの対応は必須です。
段差のない出入口や車椅子対応の通路、広めの動線設計など、すべての方が安心して利用できる配慮が必要となります。
医療施設には、不安や困りごとを抱えたお客様が多く訪れます。そのため、常にお客様を第一に考えた空間設計を意識し、安心と快適さを両立したデザインを心がけましょう!
保育園

保育園では子どもたちの安全性と快適性が最優先となります。
園内は段差をなくしたバリアフリー設計や、角を丸くした家具配置など安全面への配慮が必須です。
また、年齢や活動内容に合わせたエリア分けを行い、遊び場・学び場・休憩スペースを明確にすることで子どもの集中力や生活リズムを整えます。
さらに、保護者とのコミュニケーションを円滑にするため、送迎時に使いやすい玄関動線や掲示スペースの配置も重要。
子どもが安心して過ごせ、保護者や職員も利用しやすい、温かみのある空間デザインで利用したくなる保育園にしましょう!
設計から施工までの流れ
ここでは実際の店舗デザインの流れについてご紹介します。
1.ヒアリング
まずはお客様とコミュニケーションを取り、イメージをお伺いします。
2.デザインご提案
現地調査を行い設置場所や環境に適したデザイン・仕様までご提案します。
3.お見積もり
ご要望やデザイン案をもとに、詳細なお見積もりを提示します。
4.ご契約
ご契約書類を交わします。
5.製作
自社工場にてデザイナー監修の下細部までこだわり製作します。
6.納品
設置、取り付け施工、メンテナンスまでを一貫して行います。
よくある失敗例

店舗デザインを依頼していく上で一度失敗してしまうと解決に多額に費用がかかってしまう場合があります。
以下で紹介するよくある失敗例を参考に後悔しないよう意識しておきましょう。
家具編
1.テーブル・椅子の高さやサイズが合わない
デザインで丁度いいものが見つかってもサイズが合わないことがほとんどです。
小さすぎると卓上が狭く広すぎると通路が狭くなる、またテーブルとの距離が近すぎず遠すぎるのもNGです。
丁度いい家具と落ち着ける広さで余裕を持ったテーブル配置にしましょう。
2.ハンガーラックがない
冬場になれば着るものが増えるのは当たり前です。
飲食店や美容室、理容室の様な長い時間お客様が滞在する施設には必須です。
冬シーズンにならないと必要性を忘れてしまいますがしっかりとオフシーズンにも対応できる家具配置を考えておきましょう。
空調編
1.入口付近に席がある
夏場は滅多に気付かないが、冬場になると寒い席がある、これはあるあるの話です。
入口の扉を開けた際に入ってきた空気がどこに逃げるのかシュミレーションしてみましょう。特に地下店舗だとドアを開けるたびに多くの冷気が吹き込むため要注意です。
2.エアコンの設置位置
意外と忘れがちなのがエアコンの設置位置です。
エアコンの設置が壁に近い場合、風が壁に跳ね返り席に当たる可能性があります。
また厨房にエアコンの設置をしていない場合は要注意です。
厨房は常に灼熱となっています。また馬力が強いエアコンでないと効き目もありません。
設置をしなくても客席からサーキュレーターにて厨房内に流れるように対処しておきましょう。
照明編
1.席の配置によって明るさに違いがある。
飲食店では照明をメインで吊り下げ照明を使っている際は客席の向きによって暗めのテーブルが出てきてしまう場合があります。
またカウンター席に座ると厨房のライトが入り込んでまぶしいなんてこともあるので光がどこまで届くかを理解しておきましょう。
2.意外と難点のあるLED
LEDは家庭用としては電気代も安く夏場も熱くならないため人気ですが、飲食店では否定的な意見も多くあります。
それは通常の照明と違いLED照明のしたに料理を置いたときに温かみを感じられないという点です。
そのため最近では壁当てなどの間接照明はLEDでテーブル上にある照明は白熱電球にすることも珍しくありません。
店舗デザイン・内装のことならフィールド・クラブへ
店舗デザインは、見た目の美しさだけでなく「売上・集客・顧客満足度」に直結する重要な経営戦略です。
業種ごとに求められる空間設計のポイントは異なり、目的や顧客に合った戦略が必要となります。
店舗デザインについて迷っている方は、ぜひフィールド・クラブにご相談ください!
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