ネオン看板とは?特徴や効果、製作方法や費用の目安までを分かりやすく解説

夜の街並みや店舗のアクセントとして、唯一無二の存在感を放つ「ネオン看板」は、日本中で見かけると思います。
どこか懐かしさを感じさせるレトロな風合いから、現代的でスタイリッシュなデザインまで、その表現力の高さは今、改めて注目を集めています。しかし、いざ導入を検討し始めると、「何が違うの?」「費用感は?」「製作にはどれくらいかかる?」といった疑問を持つ方も多いはずです。
そこで本記事では、ネオン看板の基礎知識はもちろん、導入前に知っておきたい製作工程や費用の目安、そして設置時の効果などもわかりやすく解説していきます。これからネオン看板の導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ネオン看板とは?

ネオン看板とは、ガラス管の中にネオンガスやアルゴンガスなどを封入し、電流を流すことで発光させる看板のことです。独特のやわらかな光と鮮やかな色彩が特徴で、夜間の視認性が高く、店舗や街並みのアクセントとして飲食店、バー、ホテルなど古くから利用されてきました。
近年ではレトロブームの影響もあり、昔ながらのネオン管だけでなく、LEDを使用した「LEDネオン」など新しいタイプのネオン看板も登場しており、ブランディングやSNS映えを意識した演出としても注目されています。
ネオン看板にも複数の種類がある
古くから用いられ近年改めて注目されているネオン看板は、いくつかの種類があり用途や設置場所によって使い分けられています。
- ネオン管看板(ガラスネオン)
伝統的なネオン看板で、ガラス管の中のガスを発光させるタイプです。
独特の柔らかい光が特徴で、レトロな雰囲気や高級感を演出することができます。
主に、バーや飲食店、繁華街の看板などで多く使われています。 - LEDネオン看板
シリコンチューブの中にLEDを仕込んだ新しいタイプのネオンです。
割れにくく消費電力も低いため、屋内装飾やイベント装飾、インテリアとしても人気があります。 - 壁面ネオン看板
建物の壁面に設置される大型のネオン看板で、遠くからでも視認しやすいのが特徴です。
店舗の存在感を高め、夜間の集客効果を高める役割があります。 - 室内ネオン装飾
店舗内の装飾として使われるネオンです。ブランドロゴやメッセージをネオンで表現することで、
空間の雰囲気づくりやSNS映えするフォトスポットとして活用されています。
このようにネオン看板は、単なる看板としてだけでなく、
空間デザインやブランディングの一部として活用されることが多いのが特徴です。
ネオン看板がもたらす3つの集客・デザイン効果
ネオン看板は、単なる店舗の表示看板ではなく、空間の印象を大きく変える演出要素の一つです。光による強い視覚効果があるため、さまざまな効果を期待できます。ここでは、ネオン看板が店舗にもたらす代表的なメリットや懸念点について紹介します。
ネオン看板のメリット
1.高い視認性で遠くからでも目に入る
ネオン看板の最大の特徴は、暗い場所でもはっきりと目立つ視認性の高さです。
ネオンの光は色彩が鮮やかで輪郭もくっきりしているため、夜間でも遠くから視認しやすく、通行人の目を引きやすいという特徴があります。特に飲食店やバー、ナイトスポットなどでは、ネオン看板があることで店舗の場所が分かりやすくなり、来店のきっかけになることも少なくありません。
2.店舗の存在感や雰囲気を強く演出できる
ネオン看板は、デザインによって店舗のイメージを大きく変えることができます。
レトロな雰囲気のネオンであればノスタルジックな印象を、シンプルなネオンであればスタイリッシュな印象を与えることが可能です。そのため、単なる看板としてだけでなく、店舗の世界観やコンセプトを表現するデザイン要素として活用されるケースも増えています。
3.ブランディングやSNS拡散につながる
最近では、ネオン看板をフォトスポットとして設置する店舗も増えています。
印象的なネオンデザインは写真映えするため、来店したお客様がSNSに投稿することで自然な宣伝効果を期待できます。特にカフェやバー、アパレルショップなどでは、ネオン看板を背景にした写真がSNSで拡散されることで、店舗の認知度向上や集客につながるケースも多く見られます。
ネオン看板の懸念点
1.電気代がかかる
従来のネオン管はLED看板と比べると消費電力が高く、長時間点灯する場合は電気代がかかる可能性があります。ただし、近年では省電力タイプのLEDネオンも登場しており、用途に応じて選ぶことでコストを抑えることも可能です。
2.メンテナンスが必要になる
ネオン管はガラス製のため、長期間使用すると劣化や破損が起こることがあります。
また、発光のためのトランス(変圧器)などの機器も定期的な点検や交換が必要になる場合があります。
そのため、導入時には設置費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用も考慮しておくことが大切です。
3.設置場所によっては周辺環境への配慮が必要
ネオン看板は光が強く目立つため、設置場所によっては周辺住民への配慮が必要になることもあります。特に住宅地では、光の明るさや点灯時間などに注意しないとトラブルにつながる可能性もあります。
そのため、設置する場所の環境や自治体の屋外広告規制なども確認したうえで導入を検討することが重要です。
ネオン管とLEDネオンの違いと選び方

ネオン看板には、大きく分けて「ネオン管」と「LEDネオン」の2種類があります。見た目は似ていますが、構造や特徴、費用などの違いがあるため、設置する場所や目的によって適したタイプを選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの特徴や違いを分かりやすく解説します。
ネオン管の特徴
ネオン管の最大の特徴は、独特のやわらかい光と深みある色合いにあります。
光がにじむように広がるため、レトロな雰囲気や高級感を演出できます。雰囲気づくり重視の店舗ではよく採用される一方で、ガラス製のため破損しやすく、消費電力もLEDより高い傾向があります。また、職人による手作業で製作されることが多く、制作コストがやや高くなることもあります。
LEDネオンの特徴
LEDネオンは、シリコンや樹脂チューブの中にLEDを取り付けた新しいタイプのネオン看板です。
ガラスを使用していないため割れにくく、安全性が高いという特徴があります。さらに、消費電力が低く長寿命なため、ランニングコストを抑えやすい点もメリットです。
また、LEDネオンは柔軟な素材でできているため、複雑な文字やロゴなども比較的自由にデザインすることができます。そのため、カフェやアパレルショップ、イベント装飾など、インテリアデザインとして利用されるケースも増えています。
ネオン管とLEDネオンの主な違い
ネオン管とLEDネオンの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。
ネオン管(ガラスネオン)
・光の質:柔らかく独特の発光
・デザイン性:曲線や文字の表現が得意
・雰囲気:レトロ・高級感のある演出
・消費電力:やや高い
・メンテナンス:ガラスのため破損のリスクあり
LEDネオン
・光の質:均一でくっきりした発光
・デザイン性:自由度が高く加工しやすい
・雰囲気:モダン・カジュアルな印象
・消費電力:低く省エネ
・メンテナンス:耐久性が高く扱いやすい
目的に合わせた選び方
ネオン看板を選ぶ際は、店舗のコンセプトや設置環境に合わせて選ぶことが重要です。
・雰囲気や演出を重視するならネオン管
レトロな雰囲気を演出したいバーや飲食店では、ガラスネオンが向いています。
独特の光り方が空間の雰囲気を高め、店舗の世界観を強く印象づけることができます。
・コストや扱いやすさを重視するならLEDネオン
電気代やメンテナンスを抑えたい場合は、LEDネオンがおすすめです。
軽量で割れにくく、屋内装飾やイベント装飾にも適しています。
このようにネオン看板は、デザイン性・コスト・設置環境のバランスを考えて選ぶことが大切です。
次の章では、実際にネオン看板がどのように作られるのか、製作から設置までの流れを紹介していきます。
ネオン看板ができるまで

ネオン看板は、単に光る看板を作るだけではなく、デザインから制作、設置まで複数の工程を経て完成します。看板のサイズや設置場所、使用する素材によって工程は多少異なりますが、基本的には以下のような流れで製作が進められます。
STEP1:デザイン・データ作成
まずは、ネオン看板のデザインを決めるところから始まります。
店舗のロゴや文字、イラストなどをもとに、看板のサイズや配色、光り方などを設計していきます。
この段階では、以下の様なポイントを考慮しながらデザインを作成します。
・看板の設置場所
・視認距離や見え方
・店舗コンセプトとの相性
・配線や配置スペース
デザインが決まると、製作に使用するためのデータ(図面やレイアウトデータ)を作成し、次の工程へ進みます。
STEP2:素材選定・設計
デザインが決まると、次に使用する素材や構成を決定します。
ネオン看板の場合、主に以下の様な要素を決めていきます。
・ネオン管かLEDネオンか
・看板の土台
・配線や電源の位置
・屋外使用の場合の防水対策
設置環境や耐久性を考慮しながら、最適な素材と構造を設計します。
特に屋外看板の場合は、風雨や紫外線への耐久性も重要なポイントとなります。
STEP3:製作
設計が完了すると、実際の製作作業に入ります。
ガラスネオンの場合は、職人がガラス管をバーナーで熱しながら曲げて、文字やデザインの形に加工していきます。その後、ガスを封入して電気を流すことで発光するネオン管が完成します。
LEDネオンの場合は、シリコンチューブやLEDモジュールを使用して、デザインに合わせて形状を作っていきます。その後、土台となるアクリル板やフレームに固定し、配線を取り込んでいきます。
この工程では、光り方や配線の安全性などを確認するための点灯テストも行われます。
STEP4:施工・取り付け
製作が完了したら、最後に現地での施工・取り付け作業を行います。看板のサイズや設置場所によっては、高所作業車や足場を使用して取り付けることもあります。また、電源配線や固定金具などを安全に設置することも重要な作業の一つです。
設置後は、実際に点灯させて明るさや見え方を確認し、問題がなければネオン看板の完成となります。
このようにネオン看板は、デザイン・設計・製作・施工といった複数の工程を経て完成する看板です。そのため、導入を検討する際は、デザインだけでなく設置環境や施工方法まで含めて相談できる業者に依頼することになります。
導入にかかる費用の目安と維持費について
ネオン看板を導入する際には、看板本体の制作費だけでなく、設置費用や維持費なども含めて検討することが重要です。サイズや使用する素材によって費用は大きく変わりますが、一般的な目安を知っておくことで予算のイメージがしやすくなります。
主にかかる費用の1つは、初期費用です。
看板のサイズやデザインの複雑さ、使用する素材、設置場所によって変わります。特にガラスネオンは職人による手作業で製作されることが多いため、デザインが複雑になるほど製作費が高くなる傾向があります。
次にかかる費用は、ランニングコストです。
ネオン看板は発光するため、使用時間に応じて電気代がかかります。
従来のネオン管はLED看板より消費電力がやや高い傾向がありますが、近年LEDネオンの普及により、従来のネオン管より省エネで運用できるケースも増えています。
そのため、長時間点灯する店舗ではLEDネオンを選ぶことでランニングコストを抑えることも可能です。
最後にかかる費用は、メンテナンス費用です。
主なメンテナンス内容としては、ネオン管の交換やトランスの交換、配線や電源の点検などです。ネオン管は平均約5〜10年が寿命といわれていますが、LEDネオンの場合は寿命が長く、比較的メンテナンスの頻度は少ない傾向だと言われています。
以上のことから、導入時には初期費用だけでなく、将来的な維持費用も含めて検討することが大切です。
まとめ
ネオン看板は、店舗や施設の存在感を高めるだけでなく、空間の雰囲気やブランドイメージを印象付ける演出要素としても活用される看板です。特に夜間の視認性が高く、通行人の目を引きやすいため、集客効果やSNSでの拡散にもつながりやすい点が大きな魅力です。
一方で、ネオン管とLEDネオンでは光り方や耐久性、費用、メンテナンス性に違いがあるため、導入時は店舗コンセプトや設置環境に合わせた選択が重要になります。屋外で長期間使用する場合は耐久性や防水性、屋内装飾で使う場合はデザイン性や安全性を重視するなど、目的に応じて最適なタイプを選びましょう。
ネオン看板の導入を検討している方は、デザインだけでなく設計・施工・メンテナンスまで含めて相談できる専門業者に依頼することで、より効果的で長く使える看板づくりにつながります。